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犯罪者の手
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『犯罪者の手』に投稿された感想・評価

3.8
インチキ占いで生計を立てる小悪党が大金持ちの死に不審な点を見つけたことを切っ掛けに死んだ男の妻に近づき脅迫しようとするも、その女性は実はとんでもない悪女だったという実にフィルム・ノワールな一作。陰影の効いた白黒映像や、拳銃を持つ女と彼女の前で平然と振る舞う主人公のやりとりを鏡越しで捉えたショットなど素晴らしい映像センスもさることながら、主人公と奥さんの関係性や急速に発展していく当時のメキシコ情勢を踏まえた視点が本家アメリカにはない独自のノワールとなって心に残る。そしてそんな作風が悪女に身も心も堕ちてしまった主人公にもたらされる悲痛であると同時に愛する人間に導かれるように罪を認めていくラストへ。

話がスムーズに行くのかと思いきや突発的な出来事が起こり予想がつかなくなる焦らしの演出が上手い、あと場の空気をわきまえず出てくる(もっとも部屋の外なのでわからないのも無理ないけれど)アメリカ人の出方が意地悪で最高。

でもノワールで二時間という尺はやはり長過ぎで、途中だれていたところがあったのが気になったりも。あと終盤の犯罪は完全犯罪と言われる割には結構雑だったような。

本作のファム・ファタールは演じる女優さんの好演と美しさもあってなかなか良かったけれど、肝心の目的である相続のことで凡ミスしていたので峰不二子よりランクが下がることに。
✔️🔸『犯罪者の手』(3.1)🔸『エルサント対吸血鬼女』(3.2)🔸『港の女』(3.7)▶️▶️


 現在のメキシコ映画人といえば、監督、取分け撮影監督は、ハリウッドの中枢にあるのは、確かだ。が、メキシコ映画の歴史を、なんて言われると尻込みする。ブニュエルや、史上最高の撮影監督とその相棒演出家、くらいしか浮かばない。とにかく、初日に1本観て、それだけに留めるか、引き続き観るかを決めた。
 それはこの『犯罪者~』ではなかったが、共通して近来の映画にない、忘れてた圧倒的初源でありかつスマートセンスある魅力に満ちてた。この作に限ると、まず撮影と俳優の、日米に見られる映画枠に縛られた安定感を無視抜けた、伸びやかさと本格。質の改めて本物と言うものを考えさせられる。実に高度で完成度が高く、かつシステムやジャンルに縮こまらない晴れやかさ。素晴らしい。咳と鼻水を止める薬をこのところ服用中で、頭がボーとした状態が、気にならない。
 演出や脚本(の正確さや密度)はどうか、そんなものはどうでもいいと思わせる。少なくとも視覚的力・情操張り詰めは途絶えない。
 多くの舞踏等の群衆や、独特で魅力的な装置や建築の捉え込みの、Lの角度・構図や対象の配置ちりばめ方、の完成度とバランス・ユニークさ。そしてフォローや前後らの移動のダイナミズムと吸引滑らかさ。『エル』の役者を始め、俳優の表情と世界観体現の、自由でツボにはまり続けるノリと押し出し。それらが正に映画なのだ。ブニュエルの映画なんて窮屈なだけだ、とさえ思わせる。仰角ローや俯瞰、CUと表情の力、音楽もら、の一方で切返しや組み上げらは凡庸ということでもある。   
 美容師の恋人の情報や、空気を読み込む図々しさで、かなり成果あげてる、占いの透視能力者が、富裕な夫の遺産を得た女に目を付け、互いに自信に充ちたキャラで、運命ととことん行き着くにのめり込む。夫人と夫の甥による殺人を、脅してくと夫人は逆に甥の排除を誘う。甥を撃ち殺すも始末せず留め、形も共犯としてそれを処理す。が、遺体確認が、恋人の共に償って又近づこう、との遺書付きのとは知らず、自分から全てを自白してしまう。計画の立てかたや甥を殺した直後の途を聞く米人現れ、白バイの気づかぬ結果見逃し協力、ラストの遺体トリックら、随分雑だが、面白いんだ。狭く考えなければ魅惑は減少しない。戦場息子を心配の新聞売り老婆との対応の、棄てきれね善意の心の表現も鬱陶しいが、定期的に。映画はこうでなくちゃと思わす。
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 そういったヒチコック遺作の似非オカルティックタイプの王道犯罪ミステリーもだが、別世界ヒーロースターを持ってきた作も、取って付けた感じはなく、映画としても手抜きない、というより映画に見事に溶け嵌まらせる。『エルサント~』。
 エルサントといえば、日本の力道山のような国民的ヒーローだが、1度か来日してTVで見たのは偽物か、高齢でもう光れない本物だったか、よく判らないが、本作では、紛れもない全盛期本物の、リングの試合3試合位入ってて、素早く実戦的な動きやパンチ・チョップ、(メキシカン)ストレッチ・(キャメル)クラッチ独自エグい技やダイビングヘッドバットの強い迫力、等なる程と思わしてくれ、貴重。
 マスクマンレスラーをそのまま正義と善の請負人にするシリーズ物かなんかの展開や手触り感も、ファンの期待どおりの大したもの。序終他の、古城のミニチュア、石と土の壁・柱・床と蜘蛛の巣・石棺とあき空間と窓の独自質実セットと、ひび割れ肌から妖艶美女への吸血鬼、梟・蝙蝠操演の世界の、火と渇き・死の怪奇の迫りくる巣窟、教授宅の古文書や映像受信機と舞踏会らのスマートで論議向き空間の組み方、野外では飛ばすスマート車や格闘拡がり、らが怖じ気と茶目っ気で組まれ、フォローや寄る退く・廻り退くらの移動の荘厳、敵の魔女的眼の大CUの力とその向かい切返し、らは無駄なくスマート効果にピタッとはまり、これぞ求められる映画そのもの。見事。
 吸血鬼女らを従える夜の女王は、地下に戻る歳の前に、次代の継承者を見つけねばならなかったが、選定者の改造に手間取り眠りに敢えてつき、二百年後、人間が悪に染まり、自然から核を取り出そうとしてる位緩んだ隙に、甦り、人の血で美貌も取り戻し、夫の闇の王の力も借り、再度選定者の子孫が21歳になった日に目を付け、部下の月(光)の女王に任を委ねるが、狙われた娘の父の夫である教授は古文書解読からそれを察知し、娘の恋人や警部と共に、蝙蝠や眼力や怪力奴隷に対して行くが、究極には普段マスクマンプロレスラーの正義と善の請負人エルサントに依頼、敵のアジトのブナの林の城を突き止め、拐われた娘を救い、戦い抗う中、朝の陽光と炎で敵を遂に滅ぼす、話。
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 が、メキシコ人でない、他国製作作スタッフから居残ったロシア人の作となると、映画のリッチな味わいは薄れるが、ちょっと本気真っ当過ぎる映画になってしまう事例もあった。トーキー初期作『港の女』。
 映画ファンを気取ると、これは短い尺なのに、映画のあらゆる高度技法と感情を、ダレずに、高いセンスで詰め込んだ、先進米仏のトップにも匹敵する秀作という感じ。南スペインのコルドバから、ブエノスアイレス辺りからの船上、ペルー辺りの歓楽港街を移り行き、複数の言語が喋られ、短いDISや多様形WIPEで鮮やかな語り尽くしての進行力(別場の心中イメージのOLも)、穂や草や樹木の囲み傾き方、波や港船の並置、影や闇の侵食、激しい口調の台詞と音楽部、しかし人物はうるさ型の隣人や社長らを除けば・清楚娘からディートリッヒ的物憂い娼婦迄気力を出さない系、カーニバル・葬列・酒場の騒乱と落ち込みの対比・交錯、崩れそうで現場を仕切る良心の人の現れ、角度変やフォローの定型の後に寄ってく(稀に退く)意志覗かすカメラ、全体パンの中等に各人アップ入れ、運命の皮肉と無気力への無力、等の洗練され五月蝿くないスタイルが泳ぎ開き収めてく。
 あるエリアでの恋人と恋謳歌の娘だが、棺屋に勤める父の病状悪化から死に際し、父勤め先の社長は借金に応ず代わりに体を要求し、本気の結婚を考えてなかった恋人は、彼女の父の接近を拒み、彼に致命傷まで与えて逃亡する。
 故郷から離れた港町で、娼婦に身を落とした娘は、その中の心ある客と話してて、幼い頃別れ・探してもいた、兄本人と分かり、去って海に身を投げる。「幼い頃の姿しか記憶になかった。分からなかった。お前こそ」「私は…余りに多くの男を迎え、男の顔は全て同じに見えてきてた」
 一級品で、今のアカデミー作品賞作品クラスと同じレベルの美とインパクトを保持してきてる作。トーキー初期の近正方形スクリーンサイズだったか。正に名作の誉れある作ではあった。が、メキシコ本来愉悦第一とは少し違う気がする。







  直後感
■思わぬ名作、音楽、台詞、傾き図、シルエット、穂波木雲街角、影、最後に寄るか退く、フォロー、階段、俯瞰め。
各UP入れ、ムード、激情、様々wipe、dis、イメージ別場OL、角度変、
コルドバペルーブエノスアイレス、少女で別れたきり、あまりに多くの男の顔、式伸ばし遊び、金貸し、棺や、出世で、酒場や船や港。
■伸びやか自由、俳優と撮影。
前後へ力、仰角ローと俯瞰、切り返す平凡、CU顔と表情、音楽、L人々や機材スマートバランス。
透視能力、とことん行き着くまで、運命、贖ってまた近づく。
殺し後道聞く米人、サツ白バイ、遺体安置署所で告白、遺体恋人、脅し殺し、共犯へ向け棄てず死体。
 最後まで人を騙すジョーカーでいれば、あるいは逃げ切れる道もあったかもしれないのに、新聞屋のおばさんに見せたような情を捨てきれない性格が仇になってどん底に突き落とされるの、すごいギャング映画的で良かった...

 京都文化博物館の特集上映で見れた映画やけど、可能ならこの時代のメキシコ映画をもっとdvdや配信で観たいな。

『犯罪者の手』に似ている作品

続 雷電

製作国:

上映時間:

81分
3.5

あらすじ

太郎吉は、おきんとの心中しようとするが、そこに現れた狂歌師として名高い太田蜀山人によって助けられる。おきんは本田中務大輔から蜀山人がもらい受けることになり、太郎吉は立派な関取になるまでは、…

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