ハゲゾンビ

猿の惑星・征服のハゲゾンビのネタバレレビュー・内容・結末

猿の惑星・征服(1972年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

1972年アメリカ映画。

hinakoさんと猿の惑星マラソン力走中✨
シリーズ4作目、ラストまで後1作❗

前作「新・猿の惑星」製作費206万ドルに対して興行収入1234万ドル❗これは大ヒットと言ってもいぐらい👏
普通ならもっと予算増やして大作にすると思いますが更に予算カットで製作費170万ドル!なぜだ〜!😱
それでも興行収入904万ドル❗よく頑張ったよ🤔

ということで普通ならチープな感じになるところを既存の建物を上手く利用したりして、そこまで安っぽく見えないですね。この辺はさすがです👍

【ざっとあらすじ】
『新・猿の惑星』のラストでコーネリアスとジーラの間に生まれた子どもはシーザーと名付けられ、サーカス団のもとで密かに育てられていた。一方、疫病で犬や猫などのペットを失った人類は類人猿をペット化し、やがて奴隷として支配するようになっていた。警察に目を付けられ、奴隷猿に紛れ込んだシーザーは理不尽な現実を知り、人類への反抗を決意する。(ウィキペディアより)

○前3作まではSFスペクタクルアドベンチャー的な要素がありましたが今作はより社会的メッセージ性の強い作風になっていて中々見応えがあります。

○制作陣は当時のアメリカで人種差別に端を発した公民権運動などを象徴的に表現したとのこと。
猿を黒人に置き換えられていますね🤔
猿を奴隷化したのは現実社会で黒人に対するもので、作品ではそこをリアル表現されてましたね。
人種差別は今まさにアメリカでまた問題になってます💦

○シーザーの理解者になったマクドナルドは黒人で二人が「奴隷の子孫」同士として友情を深め合うシーンは非常に感動的でした😭

○電気によるシーザーの拷問シーンは観ていて非常にきつかった😰
シーザーの悲鳴がとても苦しく、物悲しくて胸が締付けられます😭
すっかり猿側に感情移入で「人類なんて滅んでしまえ!」と思いましたよ😤
でもこのシーンがある事でラストのシーザーの演説が生きてくるんですよね〜❗

○ではそのシーザーの演説をちょこっと😊
「人間が我らに支配されるのが人間の運命とすれば、それは神の意志である。しかし彼らに、憐れみの心を持とう。理解もしよう。さあ、復讐の心を捨てるのだ!今こそ我らは自らこの手で猿の惑星を誕生させたのだ」
かっこいいぜシーザー!

○この演説をモチーフにしてリブート版3部作は生まれました。第3作、4作がなければリブートは生まれなかったかもしれないですね🤔
そう考えると今作も間違いなく名作です👍👌✨
ハゲゾンビ

ハゲゾンビ