猿の惑星・征服の作品情報・感想・評価

猿の惑星・征服1972年製作の映画)

CONQUEST OF THE PLANET OF THE APES

製作国:

上映時間:88分

3.3

「猿の惑星・征服」に投稿された感想・評価

猿の惑星シリーズ全5作の第4作。

猿の夫婦が殺されて18年。

シーザーは密かにサーカスの団長に育てられていたのだ。

猿の反乱が始まる始まる。

このレビューはネタバレを含みます

1991年の北米が舞台。前作でジーラとコーネリアスの間に生まれ、サーカスのオーナーにかくまわれたマイローが主人公(のちにシーザーと名前を変える)。人間の奴隷として使役される猿たちが、シーザーに率いられ反乱を起こす。シーザーが黒人のマクドナルドに、"You, upon everyone else, should understand."と言う場面は、50-60年代の公民権運動を踏まえているらしい。知的な黒人マクドナルドとシーザーの心の交流はいい。70年代の暴力的な時代背景を反映してか、後半残虐シーンが多い。
yuka

yukaの感想・評価

3.0
自分の中の醜いところを見事に体現してるから押さえつけたくなる管理したくなるって思考をみんながしてたら人間同士にも及ぶんじゃないの..

ちょっと今作は人間も猿も考え方が好きになれなくて今までで1番面白くなかった

これはアメリカのここだけの話ではないんだろうな、でも犬猫のウイルスはどこまで広がって猿のペット化はどこまで広まったんだろうって考えてたら最後にシーザーが教えてくれたねアメリカ以外も見てみたい

シーザーのあの暴力しかありえないスイッチはどこで入ったの?あれが本質?チンパンジーってそんな性格?個体差?
それまで馬鹿だっのに急に言葉理解し出すし落ち着くしあまりにありえない成長の仕方がひどいな

1人1人がペットを奴隷を所有する時代とか面倒くさすぎると感じてしまった..溢れ帰り方がすごいしまだ輸入するってことはまだ需要あるの..やばい..

ちゃんとコーネリアスが言ってる通りになったのすごいし、そんな正確なデータが2000年後まできちんと残ってたこともすごいだろ..と思わずにおれない
言語って2000年も変化しないもんなんかな

あとサーカスのおっちゃんどこ行ったの..
鴉

鴉の感想・評価

-
演説がカッコいい映画。繋ぎ感は否めないが社会的テーマを見事に娯楽に昇華していて面白い。
★ あのこは花火をうちあげて
  この日がきたのを祝ってる
 (たま『さよなら人類』より)

前作『新・猿の惑星』の正当な続編。
…なのですが、完全にB級作品のノリでした。
針小棒大の脚本。セルロイド臭がする楽曲。仮装大会の延長線にあるサルのメイク。正直なところ、世間での酷評も頷ける完成度だと思います。

でも。それでも。
嫌いになれないのです…というか、むしろ好き。陳腐でチープでチンプンカンプンな展開でも…それがいいのです。

もしかしたら、往年の特撮番組のような雰囲気が良いのかも。確かに僕はケイブンシャの『全怪獣怪人大百科』に目を輝かせる子供でしたからね。昭和の香りにノスタルジックな感傷を抱いた可能性は大です。

また、根底に流れるテーマも。
人材不足が叫ばれる最近の世相に合っていました。「単純労働はサルにさせればいい」という発想と「人材不足だから移民を増やす」という方策。近しいものを感じたのは…偏った視点でしょうか。

勿論、後者に奴隷的な側面はありません。
しかし、自国の繁栄のために供給を受ける…そんな印象を抱くのも事実。しかも、本作では“サルに仕事を奪われた人たち”も登場するわけで。いやはや、なかなか皮肉的な筆致だと思いました。

ただ、そんな痛烈な批判も。
70年代らしい大雑把な描き方が仇になった気がします。低予算の作品は脚本が生命線。しかも、歴史的な流れとして着地点が予想できますからね。もっと破天荒でも良かったかもしれません。

ちなみに本作の予算は第一作目の三分の一強。
それを知ると、サルのメイクやエキストラの多さは頑張っている方だと思います(ロケ地が貧弱なのは目をつぶるとして)。

まあ、そんなわけで。
ゴリゴリの社会派メッセージを含む娯楽作品。
そして『猿の惑星』シリーズの中では重要なエピソード…ではありますが、あくまでもB級作品。生温かい眼で見守るように鑑賞するのが吉ですね。

To be continued… →→→ 『最後の猿の惑星』
LaserCats

LaserCatsの感想・評価

3.7
前作の20年後。人間によって奴隷化されていた猿たちが、リーダーを得てついに反乱を起こす。現実社会での黒人たちの暴動をテーマに、それに対する問題意識をがっつり反映させた、シリーズ第4作目。
人間の仕打ちを見ていたら、これは反乱起こされて当然としか思えないくらい酷い。彼らが猿に征服される未来を恐れてやってることって逆効果なんじゃないかと思ったりもしたけど…
一方で、暴力で反撃して憎しみを晴らしていけばいいのかと言えば、それでは憎しみの連鎖や悲劇は終わらないとも思えた。他の解決策がなくて暴動を起こす状況まで追い詰める前に、人間が自分たちの過ちに気づいて止められなかったのかと考えてしまう。
前の3作と同様、後味がいいかと言えばやっぱりそうでもないが、一人間として考えさせられることが多いのがこのシリーズのすごいところ。
ついに猿の惑星になってしまいました。結局は力でしか支配できないのですね。
シーザーと王の名のついた猿が革命を起こす
溢れ出る東京喰種感
かなり静かな映画

人種差別的描写をそのまま映し出していて、構造としてわかりやすい。

ただちょっと単調で長いな〜と思ってしまった。

暴力描写を追加したバージョンだとけっこうショッキング
これは面白い!ストレートに奴隷開放の物語がカタルシスをもたらしてくれます。新三部作の原型はここにあったんですね。味方が黒人というのもジンとさせる。
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