まりぃくりすてぃ

ブルークラッシュのまりぃくりすてぃのレビュー・感想・評価

ブルークラッシュ(2002年製作の映画)
2.9
結論をいえば、ケネリー(☜ただの脇役♀)かっこいい! 偉いケネリーに抱かれたい!
それだけ。

久々に休日にサーフィンしに行って、翌日から死にそうなぐらい筋肉痛。って時にサーファーレディー物語を観たわけだけど、残念。オフショア(4点以上)にもサイドショア(3点以上)にもならず。
主演アン・マリー役ふくめてキャストたちは地味。恋愛しょぼい。もっといろいろありそうでしょうに、恋愛相手の掘り下げも、ローカル男友達の掘り下げも、家族関係の掘り下げも、ほぼなし。
(ホテルのコンドームとか)エピの面白みは時々あったものの、生活描写に時間割きすぎてて、肝心の競技大会が「あと何日」「いよいよ何日」と迫ってくる本当らしさがまったく乏しかった。「世界一の女性サーファーになる」とか序盤にアン・マリーに言わせたのはいいけど、ライバル選手を一人も用意しない不思議脚本。障壁というほどの超えるべき障壁もない。つまり、、、スポ根ドラマとしての王道に背を向けてる。恋愛ドラマとしても弱い。「じゃあ、何映画?」と訊いても、「サーフィン映画」としか答えてくれないみたいな頼りなさ。ある意味ではそれが優等生的回答なんだよね、サーフィンフィクションの難しさはそこにある。
確かに、海描写はほぼぜんぶ贅沢なぐらい素晴らしかった。ただ、カットを割るのが忙しく、今っぽいサーフィン映像にしたいという意欲をもうちょっとだけ編集さんは隠したほうがよかったかも。
ローリングスルーによる波クリア。波待ちからの足裏使った方向転換。ヒロインに教えられて彼氏がそういう初歩テクをキャメラさんの前でやってみせたのは、丁寧。
で、大会。二次予選の相手がケネリー! ケネリーのおかげでアン・マリーは何かに合格したらしい。アン・マリーは合格したらしい。その時、私(クリ・マリー)はケネリーを好きになってた。ちょっとゴツゴツした顔だけど。まあ、とにかくクライマックスにはアガった。

「てことで、これは何映画でしたか?」
「サーフィン映画」

そして世界一危険なハワイのパイプラインなんか私(クリ・マリーさん)はゼッタイ一生行きたくないです! 死ぬための海! 死海!


もし私(クリ・マリーちゃん)が脚本書き直すとしたら、アン・マリーとケネリーをハワイ在住のW主役(幼なじみの親友同士、そしてサーフィンのライバル)にして、米国本土から来た同じ一人のイケメンを好きになって、彼から「パイプライン大会で勝ったほうとつきあう」と厳しいこと言われちゃって、好き度の強いアン・マリーが決勝で水中の岩に顔面ぶつけてお岩さんになっちゃいながら優勝。ところが、お岩顔を怖がられて彼にふられちゃって、その仕打ちに男前なケネリーも怒って、ケネリーとアン・マリーがローカル男子とデブ黒人の協力を得てイケメンを沖に捨てに行く。そしてアン・マリー&ローカル男子、ケネリー&デブ黒人がそれぞれ結ばれる。。。べき。題は『ブルー・クラッシュ』じゃなく『レディース・パイプ』に? まあ題はどうでもいいや。


足腰が痛い!

[つたや]