Kevin

幸せへのキセキのKevinのレビュー・感想・評価

幸せへのキセキ(2011年製作の映画)
4.8
最愛の妻を亡くし、悲しみから立ち直れない日々を過ごしていた“ベンジャミン・ミー”(マット・デイモン)は、環境を変え新しい人生を歩むためにある家を購入する。
しかしその家は条件として動物園が付いてくるというものだった。
それでもその家を気に入ったベンジャミン一家はそこに引越し、動物園の再オープンを目指すことに...。

終始晴れやかな気持ちで鑑賞してました。
観終わった後の心の満たされ感が半端ないです。
時々うるっときたりも。
なんといってもセリフの使い方がうまいです。
色んな場面で繋がっていて、「人は大切な人からもらった言葉で出来ているんだなあ」と本作を観てると感じました。

マット・デイモン閣下演じる父の姿が強く胸を打ちます。
家族を愛し、動物を愛し、そして何よりも人を愛す。
本作は動物園の再建がメインのテーマとなってくるんですが、真のテーマは紛れもなく人間愛です。それに加え、生と死というテーマも重要になってきます。
劇中で「人間と動物どっちかを選ぶとしたらどっち?」というセリフが出てきます。動物を愛してる者の口から。彼らが言うことにより、格段と胸に響きます。

あともうひとつ劇中の素敵なセリフを。
「必要なのはたった20秒の勇気だ。ほんの20秒だけ恥をかく勇気を持てばいい。そうすれば必ずすばらしいことが起こる。」
なんて素敵なお言葉なんでござんしょう。

確かに恥をかくことは何かを失いそうで恐いかもしれない。
しかしそれよりも多くのものを得ることができる。たった20秒の勇気さえあれば。恥をかくことを恐れなければ。

自分もどうしても1歩が踏み出せない時、この言葉を思い出したいです。

最後に。ロージー可愛すぎ。喜び方やマッスルポーズやその他諸々。
ここまでどうしようもなく愛しかったのは【リトル・ミス・サンシャイン】でのアビゲイル・ブレスリン以来。20歳を目前にロリコンに目覚めそう。

Q.なんでデイモン閣下?
A.「Why not?」
Kevin

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