ロネ・シェルフィグの観る
幼少期のトラウマからか自殺
したくてしょうがないウィル
バー(原題そんな感じ)は父か
ら譲り受けた古い古本屋を兄
と営む。そんな二人と店の常
連でシングルマザーのアリス
の物語
シェルフィグ初期の未公開作がマッツ・
ミケルセン出演してるので配信されてた
ので嬉々として観るです
ウィルバーの映画なのか兄ハーバーなの
か微妙で弟思う兄の愛という耳障り良い
言葉で片付けて済むのかという結構な
悲劇と言えば悲劇を柔らかな空気で包み
込んだシェルフィグらしい映画。
ではあるけどこれってハッピーエンド?
かという複雑な思いもあったりはする
ハーバーの長男感が痛いほど
自分も長男のせいかハーバーの気持ちが
ヒシヒシと伝わる。伝わるけれどこれは
余りにも厳しい現実だよねとも。
ウィルバーの再生と引き換えのような兄
の運命のようで
三人の関係は書き難いのでスルーします
がアリスはどうなのかなと思う反面仕方
ないのかとも思うけどあれで良いのかと
何か引っ掛かる。
他者への愛情と自己愛
どっちが深いのかということかな
ミケルセンはハーバーの相談相手みたい
なそこまで重要ではない役だったけど彼
あっての配信だろうからよくぞ出演して
くれましたという事で
デンマーク映画ですが邦画でこの設定は
ないだろうなとも思う