カイル

世界最速のインディアンのカイルのレビュー・感想・評価

世界最速のインディアン(2005年製作の映画)
4.4
たまたま「羊たちの沈黙」の後に観て、アンソニー・ホプキンスの才能に脱帽!
とても同じ人物とは思えん。

実在の人物、ニュージーランドのインバーカーギル出身のライダー、バート・マンローを演じているのが、アンソニー・ホプキンスなのだが、これが実にいい!!
“おじいさんもの”にワタシは結構弱いんだな。

よく最後まで成し遂げられたなぁ。そのくらい無計画というか向こう見ずなのだ。
とてもうまくいきそうにはない事も、彼の持ち前の無邪気さと人の良さで、誰かしらの助けが常に得られて何とかなってしまうのである。
そして遂に頑なだった大会の主催者に「時にはルールを曲げることも必要だ」と言わしめてしまうのだ。

呑気でマイペース。妥協はしない。
あの屈託のない笑顔が最高でホロリときてしまう。
とても微笑ましく幸せな気持ちになれる映画だった。
カイル

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