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バージンブルースのunknownのレビュー・感想・評価

バージンブルース(1974年製作の映画)
3.0
ストーリー的にはあまり面白みは無いが、何をやっても可愛い秋吉久美子の顔力と、長門裕之の底なしの気持ち悪さだけでグイグイ引っ張っていく作品。

浪人生の寮で勉学に励む若き女性まみ(秋吉)とちあきは、その裏でせっせと集団万引きを行って憂さ晴らしをしている。ちあきはなんと4浪していて、押し入れにはびっしり盗品の山という、キミ全く大学入る気無いね?という堕落ぶり。

ある日、集団万引きが見つかって逃げ回った挙句実家の岡山に帰ろっかって時に、ちあきの知り合いの平田(長門)に金借りるのだが、こいつがまたすげえケチで嘘つきで見栄っ張りのクズ。脱サラして始めたラーメン屋の運営を全て乳飲み児を抱えたカミさんに任せ、自分は金策と称し金もないのに外をほっつき歩き娼婦とラブホにしけ込んだり。

なので最終的に何故まみが平田に体を許したのかが全然分からなさすぎて困惑した。ただ世のオッサンの、若くて美しい女性に対する劣情と欲望を投影しただけ?キモすぎる。。最後は崖を滑り落ちて血まみれになってる平田ザマァでしたが…。(あのまま息絶えてほしかった)

特別出演の野坂昭如は、しっかり本人役で「黒の舟唄」フルで歌い切ってて、よく分からないけどなんか凄かった。
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