フィルマークスに作品追加問い合わせしまくったからかやっと追加されたぜ
恵比寿映像祭＠都写美

佐藤真から小森はるかへ。 『阿賀に生きる』のその後、今の阿賀を捉えた継承の記録。死を別れとはせず、老ゆく人々にも悲壮感はなく子どもたちのはつらつさも眩しい。正しく春の訪れのように未来への希望を抱きたくなる傑作だった。

2月4日。
恵比寿ガーデンプレイス、朝飯を食べる安い店がまったくない。ファーストフードもファミレスもない。スタバだけがニ店舗もある。富裕層以外はお断り、貧乏人は野垂れ死に。気に食わないな。どうにか見つけたファミマでおにぎりだけを食らい、恵比寿映像祭の無料展示をまとめて観てきた。
小森はるか『春、阿賀の岸辺にて』がとにかく素晴らしかった。佐藤真の意思も引き継いでいるように見え、上映会の場面では涙してしまった。
小森はるか、しっかりと対象と向き合い、もう一歩、踏み込む勇気もある。それは扱う問題も人物の過去も、キャメラ（記録）と共に背負う「覚悟」があるということ。とても誠実な作家だと思う。

新聞を切り抜き糊を塗る。旗野さんのその手際とスピードに、積み重ねられた年月があらわれている。
そして保存された資料・記録が重荷になり、旗野さんの孤独も強調される。
とはいえそのキャラクターと明るさのなんと魅力的なことか…！