PANDADA

レッドソニアのPANDADAのレビュー・感想・評価

レッドソニア(1985年製作の映画)
1.0
「レッドソニア」なのに赤髪じゃない。。。

悪の女王ゲドレンに家族を殺された女剣士ソニアの復讐劇。

原作はハワードの短編に出てくる「レッドソニア」について描いたマーベル・コミックですね。

「コナン・ザ・グレート」シリーズをそれなりに好評だったので、同じ世界観で女剣士を主役にしてみて、それだけではインパクトが弱いので、コナンをカリドーと名を変えて、そのまんまのシュワも出演させた珍作(笑)。

勢いだけで進むストーリーはまともに観てると非常に困惑します。

なんかもう脚本がボロボロで(笑)。

家族を皆殺しにされたソニアなのに、姉は神官としてのうのうと生きていたし、
「男を信じない!」とか言ってたのに得体の知れないシュワの「お前の姉が危篤だ!」のセリフにノコノコついて行くし、
「ブライタグの道の方が早い」と教えてくれて、一旦別れたターン王子一行の方がソニアより先に進んでるし、
王子に「剣の稽古をつける!」とか言っておいて、剣の握り方だけを教えるわずか20秒のテキトー稽古だし、
世界が滅びるというのに世界征服にこだわる悪の女王だし、
外で見張りをしてたターン王子の方が先に玉座に着いてるし、
もう無茶苦茶です(笑)。

80年代のディノ・デ・ラウレンティス制作の映画は全体的にこんな感じですよね。

主役のブリジット・ニールセンも、シュワの筋肉に圧倒されて、まあ、目立たないですね。
だいたい赤毛でもないのに「レッドソニア」とはこれいかに(笑)?

「レッドソニア」の最大の魅力と言えば、燃えるような赤髪とビキニアーマーなのに。。。

これならば、「コナン」シリーズの方が遥かに面白いかな。

どちらかといえば、「フラッシュ・ゴードン」に似たような匂いのするC級映画(笑)。
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