2023.8.16
リドリー・スコットのフィルモグラフィーの中でも特に聞いたことのない作品。
実際にあった出来事らしい。
まずオーシャン・アカデミーがそもそも初耳。船で半年間かけて世界を航海しながら、勉強する学校?航海士になるための学校なのか、普通に船の上で国数英などを学ぶ学校なのか。それとも両方出来ちゃう凄い学校なのか。どれにせよ普通の学校とはぜんぜん違うし、設定として見ても新しくて良かった。どう考えても危険しかないけど。
海という過酷な環境のなか友情を深めていくブラザーフッド映画。そこに船長のジェフ・ブリッジスがいいアクセントを加えてる。見方によれば軍隊と通じるところがある彼らの規律や決まり事も、なんとなく微笑ましく見えてくる。掘り下げるキャラを絞ったのはいいけど、それでもしっかり描ききれてないように感じる。ドラマでじっくりやった方が良かったんちゃうかな。
ほとんどの映像が海の上。どうやって撮影したんやろう。実際に船作ってその中で撮影してたら凄い。
なんか独特な作品。コッポラのフィルモグラフィーでの「アウトサイダー」と同じ立ち位置な感じ。