とある大企業が神戸港の海底に沈んでいた侵略ロボット キングジョーを平和目的に利用するため修復作業を開始した。
ウルトラ警備隊は念のため警護にあたることにしたが・・・・。

ウルトラセブンと侵略者との戦いを描いた平成ウルトラセブンシリーズの一作。
今作では平和目的のために修復されたキングジョーが暴走してしまい結局セブンと戦う羽目になってしまうという皮肉な展開が描かれていてなかなか印象的であった。
またとある親子の絆と再生のストーリーも描かれていたので、最も親子で鑑賞するのに適した回であるというふうにも感じた。
全体的にはしっかりと楽しめる良作であった。

見所はなんと言ってもセブン対キングジョーの戦闘シーンだと思います。

・揺れる水面
・右膝にあたるエメリウム光線
・ワイドショットを分離変形でかわす
・アイスラッガー連続攻撃
・そして欠けるアイスラッガー

久々に観ましたが面白かった。

隊長とシマ隊員の会話で、最終話への伏線がはられているのもいい。
「陸の歴史はせいぜい20億年だ。海の歴史は50億年、倍以上だ。もし海に人間のような知的生命体がいたとしたら、そいつは人間がおよびもつかない文明をもっているはずだ」
「そんな奴らがいたとしたら人間とっくに滅ぼされてますよ」

セブンがアイスラッガーなぜ続けてアイスラッガーが欠けるシーンかっこよすぎだろ！(なんでウルトラレプリカアイスラッガーにこの音声入らなかったのか理解できない)
倉庫を突き破って登場するキングジョー、水面に浮かぶセブンとキングジョー、ビルを崩しながら倒れるセブンと特撮シーンの面白さはシリーズ内最高だと思う
キングジョーはカジ参謀が計画し、カジ参謀の思いがコピーされ暴走したというのがカジ参謀が全部悪い