諸事情で10時間移動トンボ帰りで見に行かせて頂きました。知り合いは1人もいません笑ただただ直感で観たいと思いました。
本当に観に行けて良かったと思います。25分の中に勝手ながらたくさんのメッセージを感じました。特別じゃない、当たり前の日常の中で1人1人の感情が染みる様な世界観でした。
勝手に遠方から観に行った私に西端監督、役者様、カメラマン様、上映場所のオーナー様から丁寧なメッセージを頂いて、皆様の作品に対する想いやお人柄に感動して、勝手にファンになりました。素敵な時間をありがとうございました。

私はこの映画の舞台にもなった三国町にご縁があり、作品で取り上げていただけたことを大変光栄に思います。
この場をお借りして、監督をはじめ制作に携わった皆さまへ心よりお礼を申し上げます。

本作では、「当たり前と思っていたことが、実は当たり前ではなかった」というテーマが、物語全体を通して静かに、しかし確かに描かれています。
それは脚本家や俳優陣による繊細な人間ドラマの展開だけでなく、監督や撮影スタッフが映し出す三国町の風景にも息づいています。
私が日常の中で見慣れていた三国町が、こんなにも美しく、魅力に満ちた場所だったのだと改めて気づかされました。

見終えたあとには、胸の奥に静かな温かさが残る。そんな作品です。
ぜひ多くの方にご覧いただきたい映画です。

『エッセル坂を越えて』
父と娘の関係性を通して、日常の尊さを静かに描いた短編映画です。

キャストの皆さんの優しい表情、繊細な演出、心地よい音楽、その全てが作品全体を温かさで満たしており、何度観ても心が温まります。

舞台である福井県三国町の、どこか懐かしい街並みや美しい風景が、物語の世界観に深みを与えています。背景としてだけでなく、心の風景としても機能しており、自然とその世界に惹き込まれていきました。

25分という尺なので、アニメ1話分のような感覚でサクッと観られるのも魅力です。

当たり前にある目の前の光景こそ、感謝すべきものだと、この作品を通して改めて気づかされました。日常はかけがえのない時間。そのかけがえのない日常の中で、不器用であったとしても、想いを言葉にして伝えていくことの大切さを感じさせてくれました。

個人的にこの作品が大好きです。
優しさに溢れたこの物語を、ぜひともたくさんの人に観ていただき、心の中の何かを感じ取ってもらいたい、心からおすすめしたい一本です。

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