このレビューはネタバレを含みます
ルジェロ監督のジャングルのカニバル族
1976年、ルジェロデオダード監督。
POVホラーの開祖、
イタリア、ルジェロデオダード監督。
80年代、撮影クルーが見た人食い人種のフィルムをめぐるショッキングなPOVホラーを作り出した
「食人族」(原題カーニバルホロコースト)
私の中の
ジャケットトラウマホラー
として決して良くない印象を与え、最近鑑賞し、なかなかの気持ち悪さを放つポブカニバルホラーでありました。
監督のルジェロが、本作以前に撮影していた作品が発売されているという事で、ビデオ屋探すとなんと発見。
ゲーム会社でもある、「スパイク」発売ビデオ。
スパイクさんは、ほか一時ジャッキーのDVDも発売していましたね。「スパルタンエックス」とかキャンシーホラー物とか、、。
そんな、ルジェロの師匠であるモンド映画の始祖ヤコペッティコーナーの近くにちゃんとビデオでありました。
「どんな内容だろう?」
「これも怖いの?」
という恐れを抱きつつ。だって「食人族」久々、いやーーな気分で、休憩しながらみたんで、、、。覚悟しましたよ。スパイクビデオ鑑賞しました。
えー正直全く怖くなかったです。
物語も見やすい展開です。ちょっと長さも感じるくらい。音楽もリズオルトラーニにじゃないのでまあまあな感じ。
ゲームの発売メーカーでもあるスパイクビデオの素晴らしいのは、特典映像でルジェロデオダードのインタビューをビデオながら挿入している所です。
ルジェロのメッセージは、大層気にいってる作品で、やはり師匠のヤコペッティを尊敬している事をお話してました。
モンド映画の基礎、フィクションとドキュメントをミックスするモキュメント方式、ヤラセと本物ガチ映像を混ぜる手法を
やはり本作でも丁寧に披露。
ドキュメント部分は、動物殺傷シーンです。
本作では、
ワニ君です。
ルジェロ曰わく、カニバル民族の本を沢山読み、忠実に再現してもらったようです。
出演しているのは、ミンダナオ島の本物原住民などなど。
物語は、とあるジャングルに不時着した飛行機。
そこでトラブル発生。ジャングルをさまようと謎の死体。そして裸のカニバル民族が出現!果たして彼らの運命は、いかに。
ゴアシーンも控えめかつ繊細な人間パクパククッキングシーン(どんなたとえだよ!)を披露してます。調理法があるようです。
ある意味必見!原住民の本から忠実に再現したそうです。
ですが、カニバルも多勢な裸族。なにか本当の原住民のようで、そこに捕まっちまった男の真実は、見た
という感じでありました。
終始裸のヤケにスレンダースリムガールのお綺麗な原住民が、
お色気担当のごとくあまりにも嘘すぎて笑えます。彼女が物語の要になりますが、、、。
あまりに単純展開で怖さゼロ。次作の「食人族」一本でホラー界の隠れた殿堂を手にするルジェロ監督の軌跡をみれて良かったです。
さて
ルジェロ監督の
人食い原住民に出会った
ラストカニバルホロコースト
ぜひ
ゾンビ映画ファン、必見!
ルジェロ監督のジャングルのカニバル族
真実のゾンビ映画を見るならルジェロ監督をぜひ。