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ダイナソーのslowのレビュー・感想・評価

ダイナソー(2000年製作の映画)
3.5
ディズニーと言えば
人間の顔をしてるキャラが多いが,
本作の恐竜たちは皆ギリギリのラインで
恐竜の顔を保っており,
恐竜好きな私にはそれが好印象だった♪

ストーリーもディズニー映画
安定の面白さ!
そして本作はディズニーでは珍しく,
"死"が身近にある形として描かれた
シリアスな面も持った作品である。
テーマもわかりやすくて、
"個"でなく、"集"の力で挑めば,
どんな目の前にある絶望も
切り抜く事ができる!…
という強いメッセージが含まれており、
観る者に,希望を与えてくれる…♪

本作は音楽も素晴らしく、
ほとんど子供の頃に観た思い出と,
素晴らしい音楽補正もあるけれども,
見返してみると、
けっこう面白い部分が多かった♪

とくに興味深かったのは,
本作に出てくる恐竜たちがすでに、
絶滅の危機に瀕してるとゆう…
非常にシリアスな時期であること…!
巨大な隕石によってすみかを無くし,
生き残った猿の子が言ったセリフ
「みんな死んじゃった…」
ディズニー映画では聞き慣れない
珍しくシリアスなセリフに
久しく観た私はコレに驚いた…(゜ロ゜;
しかもコレ意外と死亡するキャラも多く,
希望と絶望が,紙一重にしかない
脆さも伝わってくる…

そしてそんな混乱な時だからこそ,
今まで一緒に行動する事のなかった
恐竜たちが集い,旅をしてく様子が,
「そうしないと生きていけない」
理由にも繋がって説得力もあり、
種族の違う恐竜たちの交流も
違和感を覚えることなく
自然に観れた(*^^*)b♪

主人公である恐竜・アラダーも、
卵が巡りめぐって猿によって育てられ,
終末の危機から,巣を追われた猿たちと共に
初めての冒険に出る経緯にも納得できるし,
バラバラの種族たちの
夢の交流が描かれた本作はわりと好き♪

そして悪役である肉食恐竜も、
あえて恐竜王のT-REXを出さず、
(時代的にいなかったとも考えられるが)
マニアックなカルノタウルスが
メインに大暴れしてくるのも新鮮で、
彼にとっても初めての晴れ舞台に
興奮気味に見えたのが
悪役好きな私には嬉しく感じた(*^^*)♪

ただ,終盤はアッサリとしてて,
伏線もあるように見えたが,
全然関係なく終わり,
伏線回収が物足りなかったのと、
もう少し彼らの旅を見ていたかった…
という思いから,
ラストは味気なく感じた(;つД`)…

が,しかし見終わってみて気づいたが,
本作の主人公の恐竜の種類は、
てっきり首長竜の子供だと思っていた…
でもよく見れば首長竜ではない、
全く違う恐竜"イグアノドン"ではないか!(゜ロ゜;w
そう!"イグアノドン"とゆうのは、
世界が初めて発見した恐竜であり、
彼らの存在から恐竜の歴史を
紐とくキッカケになったのだと思うと,
改めて本作のドラマの深さが伝わって,
涙ぐましく感じた…(ノ_<。)!

人類が生まれる前にあった
彼らのドラマは,
もしかすると我々,人類もいずれ、
体験する事になるかもしれない…
そう思いながら観ると,
私にとって本作は"シンプルで分かりやすい♪
「未来の教科書」"だった。
終わりは呆気ないが,
やはり好きな映画だ♪
これは誰にも変える事はできない!
私のディズニー棚に、
そっとしまっておきたい作品デス…(*´-`)♪
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