アンダーソンGK

ロボジーのアンダーソンGKのレビュー・感想・評価

ロボジー(2011年製作の映画)
4.2
ひょんなことから、ロボット開発の使命を受けたボンクラ社員たちが、結局適わず爺さんをロボットの中に入れて世間を誤魔化す物語。

雑な設定に、マンガチックなキャラクターが跋扈する、コメディの王道。
それでも孤独な老後を生きるミッキーカーチスの、人から必要とされる喜びを、丁寧に描く好篇でもある。

久しぶり「ひみつの花園」や「アドレナリンドライブ」の系譜に連なる作品を観た気がした。この作家の本分は、この領域にこそあると感じる。

B級映画的鮮やかな逆転と、やっぱり元の木阿弥に戻ってしまうラストは痛快!