緑雨

ザ・ローリング・ストーンズ/レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザーの緑雨のレビュー・感想・評価

3.5
1981年の全米ツアーを編集。

ビル・ワイマンが「永遠の39歳!」と紹介されていたが、彼だけが40代で、他のメンバーはまた30代。当時だってキャリア20年の大御所だったが、まさか40年経った今2022年も現役でツアーやってるとは誰も想像してなかっただろう(ワイマンは脱退、チャーリー・ワッツは鬼籍に入ってしまったが)。

薄暮の屋外スタジアムでのオープニングは、祭りの始まりを予感させる座りの悪い高揚感が漂っている。ミックが客席に降りて、護衛されながら客を掻き分けて進むのも面白い。

中盤、”Time is on my side” ”Beast of burden” ”Waiting on a friend”で感傷的にさせられ、屋内ステージがメインになる後半のがやはりストーンズらしさが出る。”You can’t always get what you want”は、やっぱり希代の名曲だと思うし、”Honky tonk women”で夜の女性がぞろぞろステージに出てくる演出も楽しい。
緑雨

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