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ネイキッドのmareのレビュー・感想・評価

ネイキッド(1993年製作の映画)
3.0
欲望のままにというのもあると思うが、それ以上に行き当たりばったりの人々との出会いや意味もなく積み立てられる会話に虚しさが込められていたりして自暴自棄な印象が大きい。健全さであったり目標というものが欠如し、主人公自身もどこへ向かうかわからずに手当たり次第に性の衝動に駆られたり、罵声を浴びせたりする。堕落しきって倫理観をかなぐり捨てた男の行く末。どうなろうが関係ないという自傷行為にも似た哀れで生々しい日常の断片。
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