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復讐者に憐れみをのRYOBEERのレビュー・感想・評価

復讐者に憐れみを(2002年製作の映画)
3.9
"愛しい者への関心"が強くなっていくほどに、"他者への無関心"も正比例してしまう。
それにより始まってしまう負の連鎖は、もう止めることができない。悲劇に次ぐ悲劇に(というかグロ描写に)私は劇中何度も目を背けてしまった。

登場人物は誰もが皆、(意識せずとも)善と悪の両方を内包している。
この復讐者達に憐れみを向けられるのは、神の視点で彼らを見る私達以外にいない。
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