復讐者に憐れみをの作品情報・感想・評価

復讐者に憐れみを2002年製作の映画)

복수는 나의 것/SYMPATHY FOR MR. VENGEANCE

製作国:

上映時間:117分

ジャンル:

3.8

「復讐者に憐れみを」に投稿された感想・評価

MTAK815

MTAK815の感想・評価

3.6
負の連鎖が止まらない

復讐3部作らしい
オールドボーイは昔見たけど
また見直してみよう
親切が負のスパイラルの始まり
取り返しがつかない程、次から次へと不幸が重なり人が死んでいく。
独特の世界観は計算されたカメラワークからくるものなのか。
この監督の映画はチャレンジ精神に溢れている。復讐、ホラー、笑い、犯罪、シュール差をギュッと詰め込んだもの。
ただ親切心から不幸の連鎖がが始まるのは、観ていて辛いものがあった。
かじ

かじの感想・評価

4.1
観終わったあとはタイトルのような感情にさせられる
壁紙の美しさ、廃墟の階段を上がるシルエット、シャツを被せて滲んで行く血、気持ちのもどかしいのを表現するインプロ的な効果音など、印象に強く残る演出に見入った
誰も救うことができない不幸の連鎖は観ていてきつい
顔夕

顔夕の感想・評価

4.0
復讐する側とされる側がはっきりとわかれていないのが良い。
リュが聾唖という設定が面白い。

このレビューはネタバレを含みます

 聴覚障害者の青年とその彼女が難病のお姉さんのために社長さんの娘を誘拐するけど、その娘さんを事故で亡くしてしまって、社長さんから復讐されてどんどん深みにハマっていく話。

 メインの登場人物3人のうち2人がほとんど喋らないため、展開は早いけど、長回しで突き放した写実的な映像で説明を極力排した映画でした。
 臓器売買をやろうとしてお金をだまし取られてしまう。したらちょうどお姉さんの手術が決まったので後はお金だけという最悪の展開。そのため自分をクビにした社長さんの娘さんんを誘拐する主人公とその恋人。身代金は簡単に手に入るけど、誘拐したとお姉さんは知ってしまって……。どんどんと悪い方向へと展開していきます。
 エンタメ作品ではグッドニュースとバッドニュースが交互に訪れますが、この映画ではバッドニュースしか起こらないので落ち込むこと間違いないです。

 難病のお姉さんの手術のためとはいえ誘拐をしてしまう主人公。それが原因で娘さんが事故で死んでしまう。因果応報で復讐が復讐を生んでいく不条理で不毛な展開。
 全編緊張感いっぱいの映画だけど、ユーモアもときどき挿入されて緩急のついた構成。

 誰にも感情移入できないし後味最悪だしエンディングがいきなり説明的になって残念だしお姉さん自殺する前に娘さん返しなさいよと思う映画ですが、愛する者を奪った者、奪われた者の姿が見られて面白かったです。
山本

山本の感想・評価

3.6
結構良かった。オールドボーイみたいにパッションがほとばしってバゴォーンとくる感じではない。でも本当の復讐って多分あんな風に大学生がシェアルームしてる隣でしめやかに行われてるんだろうなあという感じがする。電流ながしながら飯食ってるシーンがすごいよかった。なんであれにグッとくるのかわからないが。あんな残酷なことも平気でやってしまうぐらい、子供を殺されたショックは人を変えてしまうってことだな。あんまりこんな陳腐なこと言いたくないんだけど空気感が好き。あまりにも静かな娘の溺死シーンなど。どちらかというとソリッドな物語ではあるんだけども、主人公が聾唖という設定のためそこらへんがふわふわした感じになるんだろうな。
いるか

いるかの感想・評価

4.0
各々どこに怒りを向けたらいいか、復讐したら報われるのか。解決策がないけど「仕方なかった」という気持ちになった。
後からじわじわ良さが分かるようになった。
パク・ヌチャク監督が放つ復讐をテーマにした三部作の一作目に当たる作品。

次から次へと発生する負の連鎖。
復讐に次ぐ復讐。本当に闇しか感じられないくらいの暗さ。

見ていてハッピーになれる映画とは正反対の、見ていて落ち込んでいくような映画です。体調が悪い日にはあまり見ないことをお勧めします。

身も心も痛々しい描写が全編を貫き、まさに韓国映画お得意の作風。ラストまでキツいシーンが続くので、二度目はもういいかな…笑
Inori

Inoriの感想・評価

3.4

このレビューはネタバレを含みます

暗い!最初の方はちょっと不安だったけど、だんだん面白くなって最後の方はぐっと引き込まれた。話の構成がそうさせるのかもしれない。ラストにはそれも納得だからいい。見せないカットや話が飛ぶのもテンポとして最後には慣れてくる。こういう連鎖的不幸というか、どんどん状況が悪化する話はどうして面白いのだろう。人間を感じるだからだろうか。何か救われるものがあるのだろうか。

少々出来すぎのところもあり、嘘っぽさや都合のいい展開などが見られる。貧乏なはずなのにちゃんとした車に乗ってるなぁ、とか、身代金を受け取ってから何故彼女が様子を見に来ないのかとか(姉の死に対してや河原へなぜ彼女が同伴しないのか)、幼女死体が出た河原にある別の死体に何故警察が気付かないのかとか(ハエとかいないのか)、子どもの死体解剖に何故父親が同伴しているのかとか、警察の捜査が馬鹿過ぎるだろうとか(子どもの父親に先越されてるってさぁ…。一般人が乗っているエレベーターに殺人死体乗せたらまずいでしょう)とか、まぁ色々思うことが多くて、シネマ的に面白いとか情緒的に撮れてるとかはさておき、もったいなかったなぁと感じた部分はあった。

ソン・ガンホもペ・ドゥナもみんな若い!タバコを吸ってるシーンが多いのは時代だろうか。色々面白い。
通行止

通行止の感想・評価

4.5
パクチャヌク復讐三部作の第1作目。
言わずと知れたオールドボーイ、ちょっとポップなテイストの親切なクムジャさんと比べると本作はちょっと地味め。

だがやはり並みの映画とは違う
観客の心を無事では帰すまいという監督の硬い意志を感じる。

まだあどけない顔のペドゥナのめんどくさい女感がとてもかわいい。
中盤まではちょっと退屈だが、ソンガンホが豹変してからの後半はものすごい緊張感。
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