亘

イル・ディーヴォ 魔王と呼ばれた男の亘のレビュー・感想・評価

3.0
ドラマ「相棒」の政争をもっとドロドロにしたような映画で、驚くべきはこれが実在の人物・事件について描かれているということ。初め次々に重要人物が殺されるから過激なマフィア映画かと思いきや実際は政治家の駆け引きで表面上は静かに戦う。アンドレオッティの語りは淡々としていて、どこかゴッドファーザーに重なった。
登場人物が多くて途中で混乱してしまったけど、人物を整理してからもう一度見ると絶対もっと楽しめる。
印象に残ったシーン:アンドレオッティが声を荒らげて自らの正当性を語るシーン。鬼気迫るものがあった。
亘