らら

風と共に去りぬのららのネタバレレビュー・内容・結末

風と共に去りぬ(1939年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

・時代に翻弄される人々を描いたヒューマンドラマが好きな自分にとって、ドンピシャのストーリーであった。この映画は4時間弱あるが、混沌の時代と共にあっという間に過ぎ去った。

・この映画を通して、南北戦争時代のアメリカの様子を白人目線で知ることができる。
奴隷制度が明るく描かれている点には違和感を持った。
また人種の話からは逸れるが、スカーレットが夫に抱かれて急に機嫌を良くするシーンにも違和感があった。

・スカーレットとレットが繰り返し出会うシーンから、どんな時代においても型破りな人間は魅力的に見えると思った。同時に、型破りであるほどエゴイストでもあると思った。

・前半の最後にスカーレットが2度と餓えないことを誓うシーンが印象的だった。彼女の生き方が定まった瞬間。

・最終的に、スカーレット自身が自分の存在を土地と結びつけたことで、この映画の主題(スカーレットの生き様)が即ち、時代が変わり続けてもそこに存在し続けるタラという土地であるとも言えることが改めて理解された。

・記憶の中に居座り続けて現実を伴わない初恋は、マヤカシ
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