実家へ帰省するため、田舎道をドライブするトリッシュとダリーの姉弟
くだらない会話をしながらハンドルを握るダリーは、突然後ろから古びた不気味なトラックに煽られてパニックに陥る
何とか道を譲りトラックが通り過ぎると、話題はこの辺りで起きた事件に移る
20年以上前、この地でケニーとダーラというカップルが突然行方不明になったというのだ
目撃者によると、2人は首が胴体から離れていたとも言われる不気味な事件である
都市伝説だと笑うダニーだったが、暫くして道のはずれにある教会近くで、あのトラックが停まっているのを発見する
するとトラックから大男が現れ、何かを排水用パイプに投げ込むのだった
その何かはシーツの上からロープで巻かれており、血のような汚れが付着していた
直感的に人間ではないかと考えたダニーは戻って確かめようと提案
反対するトリッシュを説得して、パイプのあった場所までこっそりと戻る
トリッシュに見張りをお願いしたダニーはパイプを覗き込むが、誤って中に落ちてしまう
中でダニーは、先程の布に包まれた青年を見つける
その腹は切り裂かれた後、歪に縫い合わせてあった
更にその奥には、おびただしい数の人骨が溢れかえっており・・・
巨匠フランシス・フォード・コッポラが製作を勤めたホラー映画
23年に1度、23日間だけ蘇る怪物クリーパーを描いたシリーズ第1弾
80年代、90年代ホラーへの賛辞が散りばめられた怪作
批判的な人もいるけど、この映画の面白いところは構成なんですよ
トラックに乗って登場するクリーパーは当初顔も見えず
次にパイプに何か捨ててるシーンでは、遠目に姿が映るだけ
人が襲われ始め、そして怪物化っていう具合に、ホラージャンルが変化していくように作られてる
『激突！』⇨『悪魔のいけにえ』⇨『13日の金曜日』⇨『エイリアン』
みたいな感じ
それが1度に楽しめるのが良いのですよ
普通に運転してくるわ武器使うわめっちゃ強いクリーパーさんのキャラの濃さも大変よろしいので、往年のホラー好きは是非
