Azuという名のブシェミ夫人

二十日鼠と人間のAzuという名のブシェミ夫人のレビュー・感想・評価

二十日鼠と人間(1992年製作の映画)
5.0
パッケージは何度も見ていたのに、何故かなかなか手が出なかった作品・・・もっと早く見れば良かった。
ジョン・マルコビッチの演技はもちろん素晴らしいけれど、私にとってはこの映画はゲイリー・シニーズの眼差しが全て。
この人のちょっと鋭い目力が、ジョージ役にピッタリです。
ジョージ(シニーズ)に何で足手まといのレニー(マルコビッチ)とずっと一緒にいるのかって、周りの人も聞くけれど結局曖昧ではっきり答えない。
でも大切に思ってるっていうのが彼がレニーを見る眼差しで分かる。
新たな職場の農場で一生懸命働くレニーをすごく暖かな優しい眼で眺めて、そして職場の先輩に『どうです?うちの相棒凄いでしょ?』みたいな誇らしい笑顔を向ける。
ペラペラ関係性を語るよりこれだけで十分。
そして、だからこそ最後の彼の眼が胸にくる。