「神の教会のために戦ったのに?」
コッポラ監督のドラキュラです。
1462年、コンスタンチノープルが陥落し、トルコ軍は怒涛のようにルーマニアを始めとするキリスト教世界に襲いかかりました。
しかし、トランシルバニアには聖ドラゴン団の騎士:ドラクルがいました。
騎士ドラクルが戦死したと思った新妻は自殺をしてしまいます。
それを嘆き悲しんだドラクルは…
そして、ロンドン 1897年。
カーファックス区にある精神科病棟では、不気味な話し声が聞こえてきました。
ドラキュラ伯爵の誕生から4世紀経ってから、若い弁護士であるハーカーを中心に不気味な出来事が描かれます。
特にショッキングなシーンがあるわけではありませんが、雰囲気がとてもあるドラキュラです。
なんといっても、弁護士ジョナサン役のキアヌ・リーブスがとても美しく清廉潔白な青年で、惚れ惚れします。
ドラキュラ伯爵の不気味さを表すシーンでは、ドラキュラ伯爵が血を舐めて嬉しそうに震えるシーンがあります。そんなちょっとした演出が脳裏に焼きつく、ムードのあるドラキュラ映画です。
「私は血を糧に生き続けてみせる。」