GaPTooth

ドラキュラのGaPToothのネタバレレビュー・内容・結末

ドラキュラ(1992年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

何という結末!何という深い愛!何という真実の愛!「愛は死よりも強い」珠玉のラブ・ストーリーを堪能しました。

一般的によく知られていることだが〔愛〕には4つの面がある。そして〔愛〕は、実に様々な働きをする。

心から愛する人を喪った絶望と怒りの果てに「呪われた者。生ける死人」となったドラクル。これも愛。

愛するエリザベータを呪われた者にすることを戸惑うドラクル。あれも愛。

ついでに、エリザベータをドラクルと共に行かせるジョナサン。多分愛。

神の赦しを得て人間としての死を享受するドラクル。きっと愛。

『私だって人を愛することができるのだ』この台詞が心に響きました。

雲や光や太陽、特に影の使用が上手い。あと音も。視覚、聴覚だけでなく、全身に揺さぶりをかけてくる。忍び寄るザワザワ感。あっという間の127分でした。
蛇足→アンソニー・ホプキンスの方が怖かった。血だらけで生首3つ持って歩いてくる。イメージって大切。
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