開明獣

アリスの開明獣のレビュー・感想・評価

アリス(1988年製作の映画)
5.0
にゃー😾

と、呟きたくなること、ありませんか?

帰宅したばかりで暗い部屋で1人佇む時。猛暑☀️の雑踏の中、思わず立ち止まって、止めどない汗を拭く時。目玉焼き🍳を作ろうとして卵を割ったら、双子だった時。喫茶店で珈琲☕️を頼んで、半分飲んだら味変しようとミルクを入れるつもりが、ササっとミルクを片付けられてしまった時・・・。

にゃー😾

開明獣が、本作の創造者、チェコの怪人、ヤン・シュヴァンクマイエル先生に出逢ったのは、「オテサーネク」という作品ででした。観終わって思わず呟いてしまったのです。

にゃー😾 

そして、ヤン先生に一生ついていくことに決めました。まるで嫁入りする処女のように胸高鳴らせながら😌キショいですか?

にゃー😾

これはXXXのメタファーだ、とか、このシーンにはこんな背景がある、だとかは、この作品には必要のないものだと思っています。ただひたすらアリスと共に不思議な冒険を愉しむ。おお、なんと贅沢な時間なことか😌

観賞後に"分からない"と感じることは、映画鑑賞の醍醐味の一つだと思っています。この世の森羅万象全てを理解するなどと不遜なことを考えるより、得体の知れないものに対するえも言われぬ気持ちを大事にしたいのです。

本作を観て、やはり開明獣は例の言葉を呟きました。ヤン先生は、それを呟かせる不思議な魔法をお持ちなのです🪄

開明獣は、今日も映画を観るのです。そして呟くのです。

にゃー😾
開明獣

開明獣