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ペーパー・ムーンのろのレビュー・感想・評価

ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)
3.9
Say, it's only a paper moon
Sailing over a cardboard sea
But it wouldn't be make-believe
If you believed in me...

タバコを吸ったり、景気が回復してきた と言ってみたり。観察力が鋭く、大人びている9歳のアディ。
そんな彼女が宝箱からお母さんと自分が写っている写真を取り出す場面が印象的。鏡の前でお母さんのポーズをマネしてみたり、お母さんのアクセサリーや香水を付けてみたり。自分が大人になったような気分に浸っている。でも香水の付け方を知らず 顔に塗りたくる。背のびしてみるけれど、大人になりきれていない。テータムオニール演じるアディの可愛さが素晴らしい。

メイドのイモジンが主人であるトリクシーのことを「彼女は白人といっても鳥の白いフン」と言ったのは笑えたな〜。

詐欺師のモーゼに「その "良心" も人から盗んだんでしょ」と皮肉を言うアディ。ドキッとする一言。胸に刺さりました。
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