ろ

ジュラシック・ワールドのろのレビュー・感想・評価

ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)
5.0

「幸せになるための人生の秘訣は、人生はままならぬものと受け入れることだ」

20時半に仕事を終え、パン屋で調達したフレンチトーストとドーナツにかぶりつきながら録画していた金曜ロードショーを観た。

TREXからハイヒールで逃げ切るダラスハワードを観たくて録画したのだけれど、結局ジョンウィリアムズのテーマソングに号泣する始末。
なにかをむしゃむしゃしている太っちょは見切れてても死亡フラグだし、なにもむしゃむしゃしていなくても高確率で死ぬというホラー映画の方程式に乗っ取った映画のつくりにとても安心する。

テーマパーク運営のために顧客満足度や資金繰りを優先してしまうダラスハワード。
恐竜を殺戮兵器として軍事利用しようと企むドノフリオ。
追跡装置を自らえぐり取るほど知能の高い新種の恐竜インドミナス。
一方、ジュラシックパークシリーズであれほど悪者を演じてきたラプトルは人間の仲間としてカムバック。クリスプラットとアイコンタクトを取るラプトルが胸アツすぎる。

かつてのビジターセンターで、TREXの標本が飾られていたあの場所で雄たけびをあげるインドミナス。
ラプトルにやられる瞬間の血の飛び散り方と映し方、そして大迫力の草食恐竜と雄大な自然・・・
なつかしさとオリジナリティが交錯する新シリーズは、ジュラシックパークのビンテージTシャツを着ている人と、恐竜へのリスペクトを忘れない人がもれなく生き残る嬉しい展開。
100%コメディに振り切っててもまじめな顔してても、クリスプラットすきだなと思いました。
ろ