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ペーパー・ムーンのskm818のレビュー・感想・評価

ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)
4.1
一度見たいと思っていた映画。午前十時の映画祭だが元日なので昼から。
詐欺師と幼い女の子の話というのは知っていたが、聖書販売詐欺の話は前半だけで、あとは男が引っ張り込んだアバズレ女を追い出す話や、密売人相手に詐欺を働こうとして返り討ちにあう話など。兄弟で保安官と密売人っていう設定、アメリカ映画結構あるよなあ。どんだけ癒着してんだ。
アディ役のテイタム・オニール、これでアカデミー賞助演女優賞というのが納得の素晴らしさ。子役の域超えてると思う。で、9歳という設定でタバコ吸わせる演出がね。今ではできんわなこれ。これがほんま色っぽいんですよ。詐欺師のモーゼ役のライアン・オニールとは実の親子だけど、役柄上は、父親の可能性もちょっとだけある赤の他人の役なのか。
終盤の、殴られてお金取られたモーゼに、また2人で聖書や20ドル札で稼ごうって言うところ泣けた。お約束の、車を追いかけてくるとこも。こういうパターンの話今では腐るほどあるが、これが元ネタになってる話も多いんだろうなと思う。
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