明るくて残酷なlovelyエンタメ。
死神に近づいてはいけない、ポピーを受け取ってもいけない……。
もともとある軍歌を使って作られたミュージカルときいて、わくわくで観た。
なにが“lovely”なもんか、めっちゃホラーやんけ!
ポピーの花は日本でいう彼岸花だとか、
ショウステージの参加ネタのフリしてガチ徴兵だったとか、
この時期は戦争=長期出張くらいの感覚でしかなかったとか、
そういった知識があればあるほどめっちゃ残酷で、めっちゃ良質なエンタメだとわかる。
最後の最後、テープに沿って歩くシーンが悔しくて切ない。
2024年、1月にして、どんな新作もこれを超えられないんじゃないかとさえ思える。