まーしー

シュレック2のまーしーのレビュー・感想・評価

シュレック2(2004年製作の映画)
3.0
怪物のシュレックとフィオナ姫は新婚の身。
そのような中、フィオナ姫の両親に挨拶へ行ったシュレック。
当然、姫のお父さんであるハロルド国王は、怪物の外見をしたシュレックを認めず……。

フィオナ姫と、彼女に恋するチャーミング、そしてシュレックの三つ巴の恋模様。
醜い外見を苦にしたシュレックが、魔法でハンサムな男性になるなど、本作でも外見重視の社会を皮肉っている。
でも、結局のところ大切なのはその人の中身。
結婚に反対していたハロルド国王にも秘密が隠されており、外見が全てではないことに気づかせてくれるという、お決まりの展開。
また、シュレックは見た目こそ醜いが、「見守る愛」を選ぶなど、フィオナ姫の幸せを一番に考える、純粋で一途な心を持ち合わせている怪物だと思った。

本作では、ロバのドンキやクッキーマンに加え、長靴をはいたネコが新キャラとして登場。
ゾロを彷彿とさせる剣裁き。声の出演が、ゾロを演じたアントニオ・バンデラスというこ
とから、作り手も意識したのだろう。
そのようなラテンのノリも加わってか、リッキー・マーティンの「Livin' La Vida Loca」で締めくくるラストは最高。テンションが上がった。

ちなみに、浜ちゃんが好きなので、毎回『シュレック』シリーズは吹替版で鑑賞しているのだが、ドンキの声の演出はエディ・マーフィらしい。
どれほどお喋りなロバなのか、字幕版でも確認する必要がありそう。