樽の中のディオゲネス

スキヤキ・ウエスタン ジャンゴの樽の中のディオゲネスのレビュー・感想・評価

4.5
何でこんなに平均評価が低いのでしょうか?最高ですよ。観ましょうよ。良い点つけてあげましょうよ。
徹頭徹尾、大御所俳優たちがバカをマジメに演じるのです。しかも、英語で話すというのがミソです。日本人が英語を話す、という違和感が、映画のストーリーに客観性を与えるからです。わざと、マジメにみえるように演じているのですよ、という感じが、観客に伝わり、それが、映画-つまり演じられているもの-を際立たせているように思います。
そして、何を隠そう、あの偉大なるタランティーノ大先生が、他の大御所に劣らぬ名演技を披露しているではありませんか。スキヤキに関する説教シーンには、きっとタランティーノのアイデアが盛り込まれていると思います。
こんな面白い映画が日本にあっただなんて!とりあえず「着信アリ」でも観てみよう。