トレンティン

カーズのトレンティンのレビュー・感想・評価

カーズ(2006年製作の映画)
5.0
これまで何度も観てきたものの、成人してから初鑑賞。

ストーリーを知っている手前、昔ほどの興奮はなかったが、昔とは全く違う価値観で「カーズ」は人生ベスト級の作品だと再認識した。

つまり、人生には勝ち負け以上に大切なことがあるという作品という印象に過ぎなかったが、今見ると、ジョン・ラセター監督が自らをマックイーンに投影し、忘れかけていたことを思い起こした名作に感じた。

アメリカ西部の発展に貢献した“マザーロード”と呼ばれるルート66(シカゴとロサンゼルスを結ぶ国道)は州間高速道路により廃線となった。そんなルート66にはアメリカンスピリッツが詰まっている。

アメリカンスピリッツをポップに学べながら人生で大切なことを教えてくれる、人生ベスト級の作品だった。
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