女性同士のキスをきっかけに公開前から話題が尽きなかった本作は、イスラム圏だけではなく中国でも上映が見送られた。
中国はピクサーにその問題のシーンのカットをディズニーに要請したが、却下されたために上映を見送ったということは、ピクサーはお金よりポリコレを優先したということになる。
結果、大赤字となり、本作の監督アンガス・マクレーンは解雇された。
ただ、個人的に大赤字になるほど悪い作品とは思わなかった。実際、宇宙あるあるが詰まっていて楽しく観れた。しかし、ワクワクする要素はたくさんあったのだが、全体を通すとワクワク弾が不発に終わり、もったいない感じはある。要するに、爆発した面白さにならなかったと言うイメージ。
おそらくピクサーは本作で”軌道修正の大切さ”を説いていると推測されるが、果たしてピクサー自身がこれから軌道修正できるのか。
続編を匂わせていたが、どうやら続編はなさそうで残念。『トイ・ストーリー』シリーズ第5作が製作中のようなので、そちらを期待して待ちたい。