大好きな中村義洋×伊坂幸太郎作品。
仙台で、伊坂幸太郎作品のロケ地巡りをした時に行った音楽堂から始まるオープニング。
そして、このコンビに欠かせない濱田岳『チルドレン』の陣内でもある大森南朋。
あぁ、私は既にこの映画が好きです。
野球と、空き巣と、他人宛の電話。
色んなことが組み合わさって、話が進んでいくんだけど、だんだんと全部戯言じゃなかったんだって、点と点が繋がっていく感じが素晴らしい。
どうしてタイトル、ポテチにしたんだろう?とふと暫く経ってから考えて、
塩味とコンソメ味の渡し間違えの場面を思い出して、後からメソメソ泣いた。
その時観てると分からないんだよね、あとから考えて気付く、今村の思い。
丁寧に、分かりなさい、泣きなさい、と回想などを使って組み立てるより、こんな風に振り返った時に気付く、あの気持ち、の方がじんわりきたりするよね。
この映画にはそれが他にもたくさんあるんだ。
エンドロール後のシーンもお見逃しなく。