八咫

羊たちの沈黙の八咫のレビュー・感想・評価

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)
2.5
ドラマHANNIBALにどハマりしたので原点とも言われるこちらの映画を漸く視聴。結果、不発に終わった。
やはりどうしてもマッツミケルセンのハンニバルを思い出してしまうし、それと比べてしまう。どちらもハンニバルなのだけど、あの優雅で知的で冷静なハンニバル像はマッツミケルセンに軍配が上がるかな。
ストーリーもどうしてもドラマの方が良い。ドラマはすごい速さで進むんだけど、それを感じさせない満足感や充実感で溢れている。展開が急なのに場面場面が丁寧に描かれているから急転直下の出来事も納得出来るのだ。その点こちらは何というか冗長的で途中からU-NEXTの仕様に四苦八苦しつつも最高速度の1.8倍速で観てしまった。正直退屈だった。集中しては観れなかったな。
この映画、アカデミー賞獲る程のものなの?制作当時として最高の出来だったのかな?だとしたら2020年は相当そこから見て技術レベルが上がり、これでは満足できない視聴者を抱えている。
ドラマ版のハンニバル以外の悪役もなんというか魅力的で、ただの犯人では終わらないその背景も短いシーンで補っているんだけど、どうもこの映画の犯人は…って語り出すともう悪口しか出てこないのでここまで。

脚本 2
美術 3
演技 3
演出 3
チープ感のなさ 3
満足度 1
その他(音楽、カメラワーク)
八咫

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