『アイデンティティ』の監督作品。
アンジーは私にとってはゴシップ誌でしか見たことがなかったからこの作品で初めて彼女の演技を観たけど、すごい人だったんだという小並感。
主人公もアンジーも美しすぎる。
自分もうつを経験していて、もしかしたら今も鬱なのかもと一日中起きれないからベッドに横になりながら観たけど、私とは違う女性が精神疾患と戦っていてそれは遠い国の話ではないけど俯瞰して観ることができて、同時に自分の一部を見たようでもある奇妙な体験だった。
視聴後、深く心に残る映画は文句なしで良い映画なのだが、この心の残り方は恐らく自分の症状由来だとも思うのでなんとも言えない。
観ていると主人公が明確に精神疾患を患っている様があまり見て取れず、(もちろんODはしているのだが)作品の中でもあるようにちゃんと治ったのかの部分も怪しい。
でもそれぐらい劇的なものではないのかもしれないね。緩やかに良くなっていくものなのだろう。その完治か否かを決めることって白黒きれいにいくものではない。
自分でも支離滅裂だ、でもうん観れてよかったです。
脚本 4
美術 3.5
演技 4
演出 4
チープ感のなさ 3.8
満足度 3.7
その他(音楽、カメラワーク)