山本

おとなのけんかの山本のレビュー・感想・評価

おとなのけんか(2011年製作の映画)
3.5
クリストフ・ヴァルツの煽る感じがたいへんよい。
ゲラゲラ笑えるような会話劇ではない。が、「我々はいま不毛な喧嘩をしている……」と誰もが気づいているのに止めることができない、そのさらなる不毛感が伝わってきて面白かった。「くだらないのはわかってるけど、ここで引いたら負けってことになるよな……」みたいな。自分のごたごたならともかく、こどもの代理戦争なので簡単に退くわけにもいかないというおとなの大変さがよくわかりました。
原題”CARNAGE”は意味を調べたら(大虐殺」と出てきた。どういうことだろう……
山本

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