このレビューはネタバレを含みます
船上では金持ちの客が上でそれに仕えるスタッフは下、しかし無人島に行くとそういう階層は無になり、みんなで協力するべきなのだが、そんな状況でさえ拝金主義の富裕層は船上のルールに沿って(ロレックスをチラつかせたりして)生き延びようとする、みたいな感じで現実社会の滑稽さを皮肉っているというのはわかった。
のだけど、どこか既視感のある題材だなという気がした。まあテーマがありきたりでも映画として面白ければいいんだけど、船のシーンが長かった。
金持ちたちの振る舞いがいかにばかばかしいか、というところが面白いんだろうけど(スタッフを招集してウォータースライダーをさせた結果、牡蠣が痛む…)、そのシナリオにユーモアを感じつつ資本主義批判意識みたいなのを感じ取れるかどうか、というところが楽しめるかどうかのポイントだと思った。🤑