こたつむり

アンタッチャブルのこたつむりのレビュー・感想・評価

アンタッチャブル(1987年製作の映画)
4.2
名作ここにありき。
映像、音楽、俳優、演出、脚本、全てが一級品。
最初から最後までワクワクドキドキハラハラと心臓が痛いほど高鳴り続ける作品です。
確かに観返すと説明不足な点や粗が見えたりするのかもしれませんが、本作品はそれを気にしなくても良い、と思えるほどの勢いがあります。
男の美学が溢れかえっています。うーん、マンダム。

本作品でアル・カポネ役を演じているのは、ロバート・デ・ニーロ氏でありますが、この方は本当に作品ごとに違う印象を作るのが上手ですな。
僕が『他人の顔を覚えておくのが下手で下手で仕方ないんだけどテヘッ』病だからなのかもしれないですが、スタッフロールが流れるまで彼が出演していたことを忘れていたくらいですから。
ちなみに『他人の名前なんて忘れるために存在するのよウヒッ』病も発病している僕ですので、ビジネス面では色々と問題ある僕です。この場を借りて謝っておきます。ごめんね。

それにしても、禁酒法ならぬ禁映画法とか禁漫画法とかが策定されたらどうしますかね。
悪法も法だ、とネスのように頑張れますかね。
たぶん、僕は無理。
カナダからの密輸ならぬ中国辺りからの海賊版とかに手を出して、捕まって、留置所あたりで洟垂らしながら悔いていることでしょうなあ。それを想像すると、ネスの最後の一言が余計に格好良く思えます。
あんな渋い男になりたいなあ、なんて思うには既に時遅しかもしれませんがね。がふがふ。
こたつむり

こたつむり