ザ・ファンの特濃ミルクのネタバレレビュー・内容・結末

　ロバートデニーロ扮する頭のおかしい野球ファン(しかもナイフマスター)と、そいつに応援されている不調気味のメジャーリーガーの運命が衝突する。
　なんか割と平均スコアは低いけど、個人的には野球を知っているのもあって普通に楽しめた。球場で観戦した事がある人なら分かると思うけど、実際にああいう熱狂的な野球「ファン」のおじさんはいるんだよなぁ…。特に阪し…🔪。…まあそういうおじさんもこの映画の主人公みたいに、生活が上手くいってないんだろう。ああ可哀想に。
　まあストーリー展開として、あまりにも簡単にメジャーリーガーに近づけたり、あっさり殺したりしていたからそこの不自然さで冷める人が多かったのかな。もうそういう部分はコメディだとして楽しめばいいと思うが…推察なので何とも言えないな。
　ラストシーンは最高。あの雨が降り頻る中で「俺のベストピッチを見てくれ」、からのアメリカンニューシネマばりの蜂の巣にされる展開はさすがに爆笑した。そりゃそうなるわな。
　とりあえず、スポーツ選手は喧しい「ファン」の事など気にせず、自分のためだけにプレーすればいい。それが回り回って善良なファンのためにもなる、と改めて思う鑑賞だった。