Melko

暗殺者のMelkoのレビュー・感想・評価

暗殺者(1995年製作の映画)
3.5
「あんたが生きてる限り、俺は1番じゃない」

スライとバンデラスの一騎打ちに、昔からお顔がタイプなジュリアン・ムーアがヒロインと聞いて、レンタル

うーん。正直この内容と展開で2時間は長いわ〜。
なんだか意味深な導入部や、暗殺稼業にウンザリしちゃって疲れたから引退したいスライ演じるラスの前で獲物を横取りしつつ、ギラついた不気味な印象を残すバンデラス演じるミゲルが交錯しヒリつく駆け引き、ジュリアンムーア演じるハッカー エレクトラが出てきてラスと会うところまでは良かったのだけど、そこからがなんかテンポが悪い。
きっと今の時代なら数秒で終わるシーンやシークエンスが数分続く…みたいなのが多いし、色々あってラスと組むことになったエレクトラは平和ボケしてるのかドジが多いし、ううむ。。

スライも肉弾戦は封印、銃にこだわり寡黙に行動する。良くも悪くも。
行動が一貫しててキャラとしてブレてはいないけど、その代わり行動がめちゃくちゃ地味。その割にガタイが良いのでなんか動きづらそうで、スライの良さが活かせてない気がしたり。
ただお決まりのように途中からいい感じの雰囲気になるエレクトラとの間に決定的なラブシーンがなかったのは、良かった!そのおかげで興醒めしなかった。
会ったばかりだし、ベッド一個しかないからって床で寝るスライが可愛い。

元々妖艶なお顔してるジュリアンムーアでも、スッピンになるとやっぱ印象変わるけど、それでも美しい。この時34歳…?可憐さと色気が同居してるの、憧れちゃう。
全身白のコーデに赤毛が映えます

でやはりMVPはルーキー役のバンデラスかなぁ。終盤ラスが仕掛ける超焦らしプレイはなんだか可哀想になっちゃった。汗だく
英語にスペイン語にトラックに押し付けられるし、奮闘

ミゲルの腕の傷がシーンの繋ぎ目で合ってなかったり、エレクトラの住んでるアパートの床がペラペラなのとか地味に気になった
あとルームサービス持ってきてくれた役者、ラスが大金を受け取りに行った銀行で前並んでた客?

終盤は少しだけ予想を裏切ってきた
まさかの共闘 一瞬だけ

スライにはやっぱり拳で戦ってほしい
Melko

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