Melko

ヘヴィメタル/ヘビー・メタルのMelkoのレビュー・感想・評価

3.5
“Guards, castrate him.”(衛兵!こいつを去勢しろ!)

おおお…な、何を見せられたんだろう、私…。。笑

ヘビメタ好きとしては、このタイトルはいつか見ないとな〜と思って見る機会をずーーっと逃していた作品。
予想してたよりも古いタイプのアメコミな描写でビックリ。40年以上前の作品だから、仕方ないか。
親はどこで手に入れたのか、子供の頃にもらった海外の絵本に、まさにこんなテイストの挿絵が入ってた。
話が繋がってるようで繋がってない、7話オムニバス。しかもエログロあり。
これはアニメだけどお子様鑑賞はNG。もし子供の頃に見てたら、色んな嗜好が尖ってたのかもしれないなー。

要る?ってタイミングで無理やり差し込んでる感のあるお色気シーンが多いのと、いちいち人の死に方がグロいので見てて気持ちのいい作品ではない。加えて、「人を破滅に追いやる謎の緑色の宝石」を巡っての話、シンプルに興味が湧かない。笑
終始、ふーんて感じで鑑賞。

ジャケ写の女性と鳥?はいつ出てくるんだいと思ったら、満を辞して最後に登場。とにかくお色気重視、覆うべき場所を間違えまくってる感のある面積狭めの服は置いといて、終始無言の最強ヒロイン ターナ、痛々しくやられたりもするけど、気高い戦い方はカッコいい。だしそれ以上に、彼女が乗る愛鳥?が、瀕死の傷を負っても尚主人のために尽くす姿がいじらしすぎて、、間違いなくMVP。首を矢で射られてるのにも関わらず力強く飛び上がる姿には、神々しさを感じる。。

後の話は正直話がよくわからないと言うか魅力を感じない消化試合なのだが、2話目タクシードライバーの話は、テンポも良く落ちに皮肉が効いてて良かったかな。

OPを見て、Black sabbath、Cheap trick、NazarethやGrand funkなどビッグネームがズラリでBGMに期待膨らんだけど、ラインナップ的にはサバス以外はヘビーメタルってよりかはハードロックなのでは。
JourneyのOpen armsのかかるタイミング、そこかい笑
とはいえ、一番気に入った曲は、Cheap trickの♪Reach out
存在を初めて知った曲だけど、YouTube見たら、これをNo.1にあげてる人が多くコメントしてた。

荒唐無稽な展開と強引すぎるオチ含め、微妙〜〜ではあるものの、ジャケ写のTシャツがあったら、カッコよくて買っちゃうのかもしれない。
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