るる

クヒオ大佐のるるのネタバレレビュー・内容・結末

クヒオ大佐(2009年製作の映画)
1.9

このレビューはネタバレを含みます

ツッコミ不在のクライム・コメディ…というか、ギャグだと思いました。

たぶん、もうちょいオシャレな撮り方だったら、受け入れやすかったというか、いろんな見方ができた気がするんですけど、

絶妙にダサいんですよね、わざとだと思うんですけど。

それが、妙にリアルというか、生々しくて、
実在の人物の伝記映画の側面が強まってて、
でも付け鼻は明らかにおかしくて、
固唾を飲んで見守ってしまう感じで、

そう、伝記映画ではあるけれど、
エンタメには、なってない気がした。
でも、コメディというか、
ギャグというか、
クオリティの高いコントというか。

中途半端に時代が反映されてて。
いっそ、ファンタジックにしていただいても良かったと思うんですけど。
撮り方次第で『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』になった気がするんですけど。
ウェス・アンダーソン的世界観なら、付け鼻でも違和感なかったように思うんですけど。

堺雅人だから許せた。

ただもう、松雪泰子が美しすぎて。なんかもう、ベッドシーンに動揺した。

笑いたいのに笑えなかったもんね。
笑っていいの?
誰か、ツッコんで!
あ、観客がツッコミ入れていい感じ?

お前も、お前も、気付けよ、いろいろ!
なにその、真面目な、いいハナシふうの、あの、ソレ!

うん…面白かった。不思議な映画。
パッケージも、面白いですよね。
高度なギャグですよね。
ですよね?
るる

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