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ニューイヤーズ・イブのakrutmのレビュー・感想・評価

ニューイヤーズ・イブ(2011年製作の映画)
2.0
大晦日のニューヨーク(特に、タイムズスクエア周辺)のさまざまな人々の多くの物語が並行的に進行していく群像劇。ひとつひとつの物語に割ける時間は当然短くなるため内容は浅薄なままであり、有名/人気俳優を多数登場させることによって興行収入を狙っただけの、メッセージ性も芸術的価値もエンターテインメント性も何もない、空っぽな映画です。

晩年のゲイリー・マーシャルは、この映画の他に『バレンタインデー』と『マザーズ・デイ』の群像劇を残しています。『マザーズ・ディ』は物語数を絞っているだけあって、まあ見れる映画に仕上がっていますが、『バレンタインデー』はこの映画と同じく見るべきところはありません。『プリティ・ウーマン』など素晴らしい作品も撮っている監督なので、晩年がこのような映画に終始したのは非常に残念。
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