カリフォルニアの高校生ショーンは、ストリート・レーシングで事故を起こし、少年院行きが確実になっていた。
少年院に入ることだけは避けたかったショーンは、軍人の父を頼り日本にやってきた。
言葉や文化に馴染めないショーンだったが、日本でもカー・レースに魅せられてしまい…。
『ワイルド・スピード』シリーズの3作目。
今回は東京が舞台。
渋谷や新宿が舞台だけあってちょっと親近感わきます。
内容は、アメリカで母親と住んでる不良少年が女を賭けたレースでやらかしてしまい、父親のいる日本の東京へ・・という感じです。
『ワイルド・スピード』シリーズの第3弾ですが、基本的に前2作とのつながりはラストまでありません。
前作までの主役のポール・ウォーカーに変わり、ルーカス・ブラックが主演になりましたが、この作品には合っている俳優かなと思います(高校生に見えないという点をのぞけば)。
前作と主人公が違うので面白くないのでは?、と思っていましたがこれはこれで面白かったです。
1では直線をひたすら素早く突っ切る『ゼロヨン』を舞台に、2ではカーアクションを主体としたクライムものに。
そして3にいたって、ようやくなじみの深い『ドリフト』をメインとした作品に。
ちょい役で登場した本物のドリフト・キングこと土屋圭市には「ニヤリ」としました。
3では、とにかくこのドリフト描写が面白い。
恐ろしいほど綺麗にブレーキ痕を付け、それがちゃんと映像的な魅力にも繋がっている。
あんな豪快なドリフトシーン見せられると興奮するなってのがおかしいくらいだわ。
渋谷のど真ん中(109あたり)を全快ドリフトでかっとぶシーンはまじで見ものです。
またアクション以外でも、日本人にとってはカルチャーギャップのドラマが楽しめる。
詰め襟を着たショーンの姿も笑えるが、高校の食堂での懐石料理風メニューや、渋谷ギャルのメイクなど、ちょっぴり変な日本もご愛嬌。
ツッコミを入れるのも、それはそれでおもしろい。
しかしながら、日本で高校生があたり前に車に乗って、週末はパーキングビルを占拠してレースをやっているってとこの設定には、かなりの無理があったように思います。
日本にあんな人が集まる立体駐車場があるんだろうか…。
キャストは、若かりし頃の北川景子や妻夫木も出てる。
セリフがほとんどない北川景子があどけなくて良いねー。
ハンにいつもくっついている北川景子のかわいさにドキドキ… (*゚Д゚)ポッ
姿を見るたび心の中で応援してた。
それに比べて、ヒロインの女の子はマイケルジャクソンにしか見えず、いつ声が裏返るのかとひやひやしました。
「オネガイ、ヤメテ」の言い方があまりにもカタコトすぎてすごい。
北川景子がヒロインだったら点数もっとあげてたかな。
また、敵役のタカシ、オオモリなどはみんな韓国人。
“タカシ”、“オオモリ”なのに韓国人。
なんで海外映画の日本人役って、本当の日本人使わないんでしょうね?
人件費が高くつくとか?
演技が下手とか?
いまいち謎ですね。
まぁ他の国の人が見たら違和感なく見れるんだろうけど。
そういえば柴田理恵も出てた。
柴田理恵が数学の教師なんだけど、どこの大学の数学だよってくらい難しいことしてる。
どう見ても偏差値最低の高校の雰囲気なんだけどねえ…。