このレビューはネタバレを含みます
序盤★3.5 中盤★3 終盤★３
少し前に放送していたドラマ版『ハロー張りネズミ』
でこの映画をモチーフにした回があり、
もちろん有名な作品なんでタイトルとオチは知っていましたが初見。
いい作品ではありますが昭和クオリティーで、
当時は普通でも今ではこれは男尊女卑でしかなく、
健さんの過去を知るまでは『昭和の漢』って雰囲気でカッコ良かったけど、
過去を知ると共感も同情もできず、
『身勝手で器の小さい粗野な男』を『健気に待つ女』
って図式は今の時代にはそぐわない。
そんなバカな男でも赦す菩薩系妻の美学、美意識を良しとするのはこの映画の時代まででしょうね。。。
ただラストの黄色いハンカチは1枚だけやと思っていたら大量に掲げられており、
『健気に待つ女の可愛さ』
を表した秀逸な演出で微笑ましかった…
って今フィルマークスのDVDのジャケ写を見たらこのシーンで、
えげつないネタバレやないかーえ！！😱
2017年284本目
