緑雨

モテキの緑雨のレビュー・感想・評価

モテキ(2011年製作の映画)
2.5
怒涛のオープニングから長澤まさみの爆発的破壊力、Perfume登場までの30分は、表現の多様さと疾走感で抜群に楽しいのだが、そこで打ち止め。残りは月9の劣化版みたいで、終演がただただ恋しかった。

「きっと需要ありますよ」「俺のセックス正確でしょ?」など、名セリフもあるのだが、どうもチグハグな個所が目立つ。例えば、「幸世くんじゃ成長できない」とか言うけど、そんなに「成長したい」女として描かれてたっけ?とか、麻生久美子とも言うほど趣味が合わないように見えませんでしたけど?とか。最後逃げて追いかけて泥んこになって…てのも演出の意図が見えない。

あと、麻生が牛丼屋で頬っぺたにご飯粒つけておかわり頼むシーンがあるが、ああいう愚鈍な演出は心から嫌悪する。
緑雨

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