前方後円墳

五条霊戦記//GOJOEの前方後円墳のレビュー・感想・評価

五条霊戦記//GOJOE(2000年製作の映画)
1.0
牛若丸と武蔵坊弁慶の伝説を石井監督が脚色し、面白い内容になっている。が、面白くない。作品自体が面白くないのだ。うだうだ、だらだらと話は続くのだが、その中で遮那王(浅野忠信)や弁慶(隆大介)の脱線話が多く続く、他のキャストも当然かかわってくるのだが、その人間関係に面白さはない。多くを語っていないこともあるのかもしれないが、エンターテイメントとしてはスピードに欠ける。しかし殺陣は別。すごくスピーディなのだ。監督のこだわりだろう。
そして遮那王と弁慶の死闘はなかなかのものだ、なかなか決着もつかない上に、壮絶な最期を迎える。鬼対鬼の殺気に満ちた戦いが本作品の見所となる。
石井監督ゆかりのキャスティングで豪華を極めていて、それも楽しさの一つ。

この作品何が足りないかというと、とにかくワクワク感が全然ない。